クアンシーの滝にて貴重なトイレ体験

2016/01/03

アジア ラオス ルアンパバーン

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綺麗なクアンシーの滝と、私の汚い体験

綺麗で少し冷たくて気持ちが良い
ラオスのルアンパバーンから車で一時間弱程の場所にある「クアンシーの滝」は、
その手軽さから様々なツアーに組み込まれることが多い。
今回はそれらを利用せずに「クアンシーの滝」だけに行ってきた。

クアンシーの滝への行き方は大きく分けて三つ

沢山のトゥクトゥクがいるのはこの辺り
・ツアー
・レンタルモーターサイクル(モーターサイクル)
・トゥクトゥク

ツアーに関しては最初から検討しなかったが、色々な場所を一気に回りたい人には良いかもしれない。
今回は下の二つで一瞬だけ悩んだが、それぞれの値段を比較してトゥクトゥクで行くことを決めた。

トゥクトゥクと言っても個人で行くのではなく、乗り合いのそれだ。
ここルアンパバーンにはナイトマーケットが開かれるストリートが始まる場所に大きな交差点がある。
そこへ行くと、あるいは行く途中に様々な運転手に声を掛けられるのだ。

そこで金額はもちろん後何人必要なのか。
何時間滞在するのかを確認して乗り込む。

これがおそらく一番安く確実に行ける方法だと思う。


一時間弱揺られて到着

どんどんクアンシーの滝に近づく
着いた場所は滝の入り口にある、ターミナルのような場所。
周りの売店ではご飯やお土産が売っている。
もちろん市内よりもやや高めだ。

定められた入場料を払い、いざ中へ。
ちなみに一回払えば半券を持っている限り、当日は何回でも出入りが自由。

そしてタイトルの「汚い体験」=「「手でお尻を拭く」へ

汚いけど汚くない、普通のトイレ
この日はお腹の調子が良くなく、朝から何回かトイレに行っていた。
ここへ来る直前にも行ったのだが、それでも便意を催す。
なので敷地内のレストランの側にあるトイレへ駆け込んだ。

念のため持ち歩いているトイレットペーパーを用意し、いざ扉を開けると和式タイプの便器が一つと、出したものを流す為の水。それは滝の水を引いているのか、常に蛇口から勢いよく流れていた。
ここまでは、日本基準で考えると汚いトイレに分類されるが、
この辺りの国では普通の事。

使用した紙を捨てるごみ箱が無い事を除いては。

つまり選択肢は四つ。
・トイレを詰まらす覚悟で紙を便器に流す
・使った紙を端っこに放置
・我慢
・手で拭く

クアンシーの滝
今振り返れば、こうやって四つの選択肢が出てきたが、当時は腹痛からか下の二つの選択肢しか出てこなかった。
そして我慢なぞ出来そうになかったので、私は手で拭くことを選んだ。

「郷に入っては郷に従え」
きっとこれが普通の事なのだろうと、自分に言い聞かせる。
同時にとてもいい経験だとも。
日本にいる限り、手でお尻を拭くことなんてまずないだろう。
人生初めての経験ができる良い機会だ。

とは言え、とても緊張した。
手を濡らしてから拭くのか、濡らす前に拭くのか。
そもそも手で拭いて綺麗になるのか。
手に臭いが残らないだろうか。

木漏れ日もまた綺麗だった
結果、とても良かった。
自分の指は、紙で擦れてヒリヒリしだしているお尻にとても優しく、その上もちろん綺麗にしてくれた。
懸念していた臭いも全くつかず、次は躊躇うことなく行動にうつせると確信する。
(事実数週間後、タイ北部のお寺でその「次」がおとずれてしまった)

臭いが残らなかったのは水で手を洗いに洗ったおかげか。
なにはともあれ、この日最も貴重な体験ができた良い一日だった。



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