綺麗なクアンシーの滝と、私の汚い体験
綺麗で少し冷たくて気持ちが良い |
その手軽さから様々なツアーに組み込まれることが多い。
今回はそれらを利用せずに「クアンシーの滝」だけに行ってきた。
クアンシーの滝への行き方は大きく分けて三つ
沢山のトゥクトゥクがいるのはこの辺り |
・レンタルモーターサイクル(モーターサイクル)
・トゥクトゥク
ツアーに関しては最初から検討しなかったが、色々な場所を一気に回りたい人には良いかもしれない。
今回は下の二つで一瞬だけ悩んだが、それぞれの値段を比較してトゥクトゥクで行くことを決めた。
トゥクトゥクと言っても個人で行くのではなく、乗り合いのそれだ。
ここルアンパバーンにはナイトマーケットが開かれるストリートが始まる場所に大きな交差点がある。
そこへ行くと、あるいは行く途中に様々な運転手に声を掛けられるのだ。
そこで金額はもちろん後何人必要なのか。
何時間滞在するのかを確認して乗り込む。
これがおそらく一番安く確実に行ける方法だと思う。
一時間弱揺られて到着
どんどんクアンシーの滝に近づく |
周りの売店ではご飯やお土産が売っている。
もちろん市内よりもやや高めだ。
定められた入場料を払い、いざ中へ。
ちなみに一回払えば半券を持っている限り、当日は何回でも出入りが自由。
そしてタイトルの「汚い体験」=「「手でお尻を拭く」へ
汚いけど汚くない、普通のトイレ |
ここへ来る直前にも行ったのだが、それでも便意を催す。
なので敷地内のレストランの側にあるトイレへ駆け込んだ。
念のため持ち歩いているトイレットペーパーを用意し、いざ扉を開けると和式タイプの便器が一つと、出したものを流す為の水。それは滝の水を引いているのか、常に蛇口から勢いよく流れていた。
ここまでは、日本基準で考えると汚いトイレに分類されるが、
この辺りの国では普通の事。
使用した紙を捨てるごみ箱が無い事を除いては。
つまり選択肢は四つ。
・トイレを詰まらす覚悟で紙を便器に流す
・使った紙を端っこに放置
・我慢
・手で拭く
クアンシーの滝 |
そして我慢なぞ出来そうになかったので、私は手で拭くことを選んだ。
「郷に入っては郷に従え」
きっとこれが普通の事なのだろうと、自分に言い聞かせる。
同時にとてもいい経験だとも。
日本にいる限り、手でお尻を拭くことなんてまずないだろう。
人生初めての経験ができる良い機会だ。
とは言え、とても緊張した。
手を濡らしてから拭くのか、濡らす前に拭くのか。
そもそも手で拭いて綺麗になるのか。
手に臭いが残らないだろうか。
木漏れ日もまた綺麗だった |
自分の指は、紙で擦れてヒリヒリしだしているお尻にとても優しく、その上もちろん綺麗にしてくれた。
懸念していた臭いも全くつかず、次は躊躇うことなく行動にうつせると確信する。
(事実数週間後、タイ北部のお寺でその「次」がおとずれてしまった)
臭いが残らなかったのは水で手を洗いに洗ったおかげか。
なにはともあれ、この日最も貴重な体験ができた良い一日だった。
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