ラオスのルアンパバーンからファイサーイ、そしてタイへ
スローボート |
このチケットも場所によって、交渉によって値段が異なるのでいくつか代理店を回ることを勧める。
2015年7月現在、チケットはファイサーイまでのものは存在せず、一泊する場所であるパックベンまでのものしか存在していない。
乗り込む人達 |
約9kt≒時速18kmで揺られる事8時間
出発 |
ちなみに東京湾の浦賀水道および中の瀬水道は制限速度が12ktだ。
それよりも遅いと言えば、浦賀水道を通ったことのある人にはわかりやすいかもしれない。
延々とこんな景色 |
けれどラオスで二週間弱も過ごした私は知っている。
流れる時間に身を任す方法を。
日本にいたときは出来なかった。
のんびりといっても、映画を見たり昼寝をしたり、せいぜい散歩をしてしまう。
退屈で死にそうになることもあった。
なんでも揃う船内 |
「何かをする」というのは選択の一つであり「何もしない」という選択肢があることを知らなかった。
ラオスで学んで日は浅いが、私は何もしないことを選び水上を楽しむ。
唯一誤算だったのは、やや肌寒いという事。
いくら7月のラオスとはいえ、絶え間なく風にあたっていると体温が奪われる。
これから乗る人は薄い長そでを最初から用意していくといいかもしれない。
動物 |
上陸するとあっという間に、宿の勧誘を受ける。
値段に大きな差はなく、船内で仲良くなった人らと同じ部屋に泊まった。
また別の動物 |
宿泊場所同様困ることはなかった。
途中の村パックベンで一泊の後再びファイサーイへ向かう
宿からの眺め |
チケットはその30分前に、係留所へ行き購入した。
パックベンからファイサーイも9ktで8時間
昨日と同じ速度。昨日と同じ所要時間。
昨日と同じゆっくりとした船上。
鉄橋 |
そもそも鉄橋自体が久しぶりだった。
嫌でも目に映る両国の違い
向こうに見えるのがタイ王国 |
鉄塔が立ち並び岸が整備されているタイ側と、生い茂る木々が広がるラオス側。
車道もきちんと舗装されているし、wifiだって早く安定しているタイ。
町から出ると未舗装道路が続き、ごく限られた場所でしかwifiの使えないラオス。
スーパーやミニマートの数も違えば夜の明るさも違う。
多分どちらにも良い点悪い点とあるだろうし、優劣をつけることは出来ないが、
川一つ挟んだだけでここまで異なる雰囲気を持つものなのかと実感した。
ラオスのファイサーイ到着地点 |
大量輸送が出来る貨物船が使えるか否かというのは、物資の供給に直結する。
それが限られるラオスではベトナムのように、国がより先に個人が成長することはないだろうが、
そもそも個人の発展でさえ時間がかかるだろう。
国境通過後 |
現状だけで言うなら、大陸と陸続きになっている部分も欲しかったかなという思いもあるが。
デコボコのない舗装された道路の上、ファイサーイからチェンライに向かうバンの中、そう思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿