【ラオスからタイ】メコン川をスローボートで移動

2016/01/19

アジア タイ ファイサーイ ラオス ルアンパバーン 移動

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ラオスのルアンパバーンからファイサーイ、そしてタイへ

スローボートの中
スローボート
朝7時に宿からピックアアップされ、朝8時にボートがメコン川を進むため出発する。
このチケットも場所によって、交渉によって値段が異なるのでいくつか代理店を回ることを勧める。
2015年7月現在、チケットはファイサーイまでのものは存在せず、一泊する場所であるパックベンまでのものしか存在していない。

スローボートに乗る人達
乗り込む人達

約9kt≒時速18kmで揺られる事8時間


スローボート出発
出発
スローという名前が示す通り、本当にゆっくりとメコン川を進む。

ちなみに東京湾の浦賀水道および中の瀬水道は制限速度が12ktだ。
それよりも遅いと言えば、浦賀水道を通ったことのある人にはわかりやすいかもしれない。

延々とこんな景色
最初こそのんびりと変わる眺めを楽しんでいたが、一時間が限界だった。

けれどラオスで二週間弱も過ごした私は知っている。
流れる時間に身を任す方法を。

日本にいたときは出来なかった。
のんびりといっても、映画を見たり昼寝をしたり、せいぜい散歩をしてしまう。
退屈で死にそうになることもあった。

スローボートで買える物
なんでも揃う船内
常に「何かをしなくては」という考えに支配されていた。
「何かをする」というのは選択の一つであり「何もしない」という選択肢があることを知らなかった。

ラオスで学んで日は浅いが、私は何もしないことを選び水上を楽しむ。
唯一誤算だったのは、やや肌寒いという事。
いくら7月のラオスとはいえ、絶え間なく風にあたっていると体温が奪われる。
これから乗る人は薄い長そでを最初から用意していくといいかもしれない。

動物
気づけばパックベンまではあっという間だった。
上陸するとあっという間に、宿の勧誘を受ける。
値段に大きな差はなく、船内で仲良くなった人らと同じ部屋に泊まった。

また別の動物
食べたり飲んだりする店は、村の規模の割には多くあり、
宿泊場所同様困ることはなかった。

途中の村パックベンで一泊の後再びファイサーイへ向かう

パックベンの宿からの眺め
宿からの眺め
ルアンパバーン発のボートと同じ、朝8時にパックベンを出発。
チケットはその30分前に、係留所へ行き購入した。

パックベンからファイサーイも9ktで8時間
昨日と同じ速度。昨日と同じ所要時間。
昨日と同じゆっくりとした船上。

鉄橋
ファイサーイが近づき鉄橋が見えてきた時に、ついに到着したと少し興奮した。
そもそも鉄橋自体が久しぶりだった。


嫌でも目に映る両国の違い

向こうに見えるのがタイ王国
タイとラオスの中間にいると、両国の発展の差が嫌でもわかる。
鉄塔が立ち並び岸が整備されているタイ側と、生い茂る木々が広がるラオス側。

車道もきちんと舗装されているし、wifiだって早く安定しているタイ。
町から出ると未舗装道路が続き、ごく限られた場所でしかwifiの使えないラオス。
スーパーやミニマートの数も違えば夜の明るさも違う。

多分どちらにも良い点悪い点とあるだろうし、優劣をつけることは出来ないが、
川一つ挟んだだけでここまで異なる雰囲気を持つものなのかと実感した。

ラオスのファイサーイ到着地点
両国の大きな違いは、海の有無だろう。
大量輸送が出来る貨物船が使えるか否かというのは、物資の供給に直結する。
それが限られるラオスではベトナムのように、国がより先に個人が成長することはないだろうが、
そもそも個人の発展でさえ時間がかかるだろう。

国境通過後
少なくとも日本に住む私は、日本の周りが海に囲まれていて良かったと思う。
現状だけで言うなら、大陸と陸続きになっている部分も欲しかったかなという思いもあるが。

デコボコのない舗装された道路の上、ファイサーイからチェンライに向かうバンの中、そう思った。

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