街に溶け込む線路。 |
今回は私ら二人に、宿で一緒になった笑顔輝く青年が加わり三人で行動した。
一柱寺(イッチュウジ)
一柱寺の全景。 |
三人でいろいろ話をしていたらあっという間に到着。
一本の柱で水の上に建つ寺、という言葉から想像を膨らませに膨らませた結果、
現実を見て正直ガッカリスポットだと思ってしまった。
確かに一本だけど、柱めっちゃ太いし、寺もまるでその柱にしがみついているみたいだし、大きな階段側にあるし、等というようなネガティブ感想が浮かんでしまった。
けれど、観光客はたくさんいた。
大きなバスが並んでいたので、おそらくツアー参加者の。
入場料もないのでお手軽といえばお手軽だが、悲しいかなそれだけだった。
ホーチミン廟
ホーチミン廟の全景。 |
なにせ今のベトナムを作ったといっても過言ではない人物が、生前の姿を残したまま眠っているのだから。
私がベトナム滞在中には中に入ることはできなかったが、この空気を感じることができただけで満足だ。
とても見慣れた姿勢も美しく見える。 |
暑い中大変だろうに背筋はピンと伸び、片手は銃に添えられもう片方の手は体側に添えられていた。
数か月前までは頻繁に目にしていた光景も、こうやって外からの目で見ると本当美しいと思う。
海上自衛隊の中にいるときはダルいなんて感情を持ちつつやっていたが、彼らはどうなのだろう。
もし一切そのような感情を持たず、誇りを持って従事していたのなら尊敬に値する。
そして、彼らをそこまで敬服させるホーチミンの人柄も相当なものだ。
門番の交代行事。 |
そして現代社会でも蔓延っている汚職や腐敗に手を染めなかった人物とされている。
今の日本ではきっとそのようなリーダーは現れないだろう。
などと感じつつ、帰路へ着く。
帰りのタクシーにて
加わった青年が夕方にハノイを出発するとのことだったので、帰りはタクシーで宿まで行く。
ベトナムの通貨は「0」の数が非常に多く毎回数えるのが面倒だ。
そして今回タクシーの運転手に「0」を多く言ってしまった。
値段は忘れたが10,000ドンと言いたかったところを100,000ドンという具合だ。
もしかしたらごねれば、少し負けてくれたのかもしれないが、
こっちから値段を提示してしまった以上ごねるのも違うかなと思い、諦めて出てきた。
旅をするうえで、というか人生において、この考えは大切だと感じる。
どんな場合においても自分の責任とし、誰かに擦り付けることをしないという考え方。
誰かに擦り付けたって解決するわけもなく、ただうっぷんが溜まるだけ。
けれど自分の責任とすればその後悔から反省もでき、次へ生かすこともできる。
以前会った人は、なんでもかんでも周りのせいにしていた。
クラクションがうるさいから、交通量が多いから、タクシー等の声掛けが煩わしいからと苛立つ人だった。
そういうのが死ぬほど嫌いなのに、そういう地域と知らずに来てしまった自分のせいとは一切考えられないような、少し残念な人のように映る。
そして絶対こうはなりたくないという見本のような人だった。
街の感じ。 |
いい勉強代だ。
宿に着き去り際まで、ごめんなさいと言っていた彼。
私らも気づかなかったし謝ることでもないと言ってもきかない。
そしてあの運転手のせいにもせず、悪口も言わなかった。絵にかいたような好青年だ。
彼の実家は神奈川県で料理屋をやっているそうなので、帰国したら一度行ってみたい。
次の更新はハノイ最強の観光場所ハロン湾について。
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