フエ(Hue)の旧市街、新市街について
ナイトマーケット |
王宮周辺だったり、ナイトマーケットだったり。
しかしそれらだけでは物足りなくなっているのも事実。
別にそれらが悪いわけではない。
ただ、市外にこそフエの見どころはあるのではないかと思う。
様々な帝廟(ていびょう:国王帝王の霊を祀っている場所)や、洞窟など。
フエもランタンが多かった |
到着日:新旧市街観光
二日目:フォンニャ洞窟
出発日:何もできず
というスケジュールになってしまった。
帝廟はツアーじゃなくても回れるので、
時間がない方には特に、初日に行くことを勧めたい。
以下は実際に訪れた、王宮とフォンニャ洞窟
王宮
王宮入り口 |
それを今でも続く再建によって、ここまで元の姿を取り戻している。
ちなみに入場料あり。
カンボジアの時は再建なんて不要と考えていたが、ここにきて新しい考えを持つようになった。
その対象が国や民の、象徴あるいは心の拠り所だった場合なによりも優先させてもおかしくないというものだ。
フラッグタワー |
あれも外から見れば、巨額の金銭がつぎ込まれただけの人工的なシンボルという印象だった。
しかしきっと、そこに住まう人達にとっては希望だったのだろう。
津波によって多くを流され、今でも原発によってエリア一帯を汚染させられている中、唯一すがる事ができるものだったのかもしれない。
だからたくさんのお金をかけて、杉の木を保存したのだ。
王宮内部 |
ここも大変綺麗に再建されている。
鮮やかな赤色と煌びやかな金色が印象的だった。
そしてなにより広い。
まともに回っていたら一時間は必要だろう。
なにかの跡地 |
こういうときだけ、帽子があったら便利だろうなと思う。
観光客はまばらだったので急ぎ足でまわりつつも、落ち着いて見学することができたのは良かった。
フォンニャ洞窟
左奥の穴が洞窟の入り口 |
まる一日時間のある時でないと、訪れることが難しい場所だ。
途中ツアーならではの、お土産屋に寄らされたりしつつ、なんだかんだ五時間かけて到着。
ライトアップが綺麗な洞窟だった。
こんな美しい洞窟も、ベトナム戦争時は武器庫や病院として活用されていた為、爆撃の対象になってしまっていたのが悲しい。
こういう舟に乗って、洞窟内へ |
終戦から50年も経っていない最近の出来事として伝えられているからだろうか。
理由は何にせよ、そこからの復興の凄まじさを感じる。
外からの目線だと、誰一人腐ることなく、誰のせいにもしていない。
ドコドコの国の人が悪いとか、自分を助けてくれない政府が悪いとか、そんな空気は微塵も感じなかった。
相手がどこの国の人だろうと、彼ら彼女らはとてもきれいな笑顔で迎えてくれる。
それこそ老若男女問わず。
きっとそれは日本と異なり、誰かのせいにし腐ったところで誰も助けてくれないからだろう。
日本は幸せだ。誰のせいでもない自然災害に襲われても、その後の保証は国がしっかりしてくれる。
ベトナムは幸せだ。腐ったとこで意味がないことを知っている。個人個人が明日をちゃんと見ている。
どんな不幸に襲われても明日を直視しつづけることが、難しいのか易しいのかは知らない。
だけど前を向いていたい。そう思わせてくれる国だと思う。
ライトアップされた洞窟内 |
洞窟の出口の先で売っている、シュガースティックジュース(たぶんサトウキビジュース)が美味しかった。
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