水上人形劇というベトナムの伝統

2015/10/19

アジア ハノイ ベトナム

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チケット表

ハノイの水上人形劇


ホーチミンにもあるらしいのだが、私たちはここハノイの人形劇を観に行った。
場所はホアンキエム湖から道路一本隔てた向こう側。喫茶店の上にある。

大量の水を使うのでてっきりグランドフロアに位置していると思い込んでいたので、
チケット売り場で劇場の場所を訪ねた時に、横にある階段を指さされた時は驚いた。

なお割と人気なようで、午前中に行ったのにも関わらず夜の二つの回しか残されていなかった。

チケット裏
入場料は100,000ドン ≒ 540円と手ごろだ。

人形劇の内容

左の人らが音楽やナレーターを務める
もちろん日本語ではない。
しかしどういった話なのか理解できるパンフレットのようなものを貰えた。
パンフレットによると、すべてが一環としたストーリーではなく、細かい章に別れて構成されている。
その章毎の解説がきちんと入っているので、ストーリーに入れないということはなく、なんとなく楽しめた。

ただ、正直とても楽しいという訳ではない。
変な言い方をすれば、人形が水面をチャパチャパ動いているだけの劇。
もちろんそうやって綺麗に動かす事が、とんでもなく難しいのだろうということは想像できるが、
難しいからといって楽しいという事にはならない。

全部後ろから伸びる棒で操る
たまに花火のようなものを使うのだが、空気中はもちろん水中でも火を噴いていた。
匠の技とかテクニックとかそういったものより、視覚的に衝撃を与えるものの方が楽しかった。

しかし元となっている伝説や民話を知っていれば、派手な効果以外にも楽しめるのだろう。
私が知っていた、ホアンキエム湖の成り立ち=還剣の話は以下の通り。

湖で得た伝説の剣のおかげで戦に勝利し、
亀に平和になったのなら剣を返せと言われ、
湖の小島で返した。

これだけしか知らなくても、還剣の話の章は楽しめた。

綺麗な衣装
劇がすべて終了すると、演者が幕の後ろから現れる。
まさかこんなしっかりとした服を着ているとは思わなかった。

間近で見られる唯一の場所
劇場の外には、劇中で使われているのと同じであろう人形が置いてあった。
他にも展示されている人形やお土産コーナーもあったが、私たちは急いで行くべきところがあったので素通りした。

その場所とは、次の記事で紹介する「北朝鮮料理が食べられるレストラン」

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