世界遺産ホイアン(Hoi An)の古い町並み及び、ミーソン聖域
ニャチャンからスリーピングバスで13時間かけてらんたん祭りのホイアンに到着。
ホイアンと言えば、世界遺産とされるその町並み。
日本が江戸時代に差し掛かるころと、ほぼ同時期に国際的な貿易港として繁栄。
その時の町並みが、ベトナム戦争を経ても破壊されることなく、現在にまで残った。
そんなホイアンでは月に一度、らんたん祭りが開催される。
らんたん祭りといってもディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のようなものではなく、町のいたるところにらんたんが飾られ、その灯りを楽しむようなもの。
近くを流れる川では灯籠流しも行われており、儚く優しい灯りが町を照らしていた。
注意事項
- 日程に関して
- スリに関して
日程
旅行会社等のネットで発表されているのと、現地(ニャチャン)で訊いたのでは違いがあった。といっても一日の差だったが。そして今回は現地で訊いた方を信じ、結果正解だった。
だがもしかしたら現地が間違う可能性だってある。
余裕があるならば、ネットと現地二つの日程を抑えておいた方がいいのかもしれない。
スリ
人の流れの中を、垂直に抜けるほんの10秒ほどの出来事だった。一緒に行動している人のショルダーバッグから財布が抜き取られていた。
いくら東南アジアの治安が良いといっても、バッグは必ず前に抱え、チャック等が簡単に開かないよう工夫しなければならないと実感。
ホイアン発のミーソン聖域日帰りツアー
行きはバス、帰りはThu Bon Riverをボートで下ったこんな感じのご飯付き。
数こそ限りがあるが、おかわり自由。
そして一本のドリンキングウォーター付き。
ただ水が配られるタイミングに、少しの商売魂を感じた。
有料でコーラやジュースなどの配布を終えた後だったからだ。
水さえあればジュースは必要なかったが、そんなこと知る由もなく買ってしまった。
冷えていたからよかったけど。
上手だねと一緒に回った人と話しながら小一時間小舟に揺られる。
これは海上自衛隊時代に覚えた事だが、船の上風に吹かれながら吸う煙草の美味しさは格別だ。
ゆっくり流れる景色と、一瞬で流れ去る紫煙。
煙草の火が消えぬよう親指と人差し指で挟み、他三本の指で風を遮る。
降り注ぐ日光に目を細め吸う一本は、普段以上の心地よさを与える。
時間が前後したがメインのミーソン聖域。
タイのアユタヤと似た雰囲気を醸しているが、調べると建造時期がほぼ一緒。
そしてビルマ軍侵攻によって破壊されたアユタヤに対し、こちらはベトナム戦争時爆撃で破壊されたものが大半。
アユタヤもミーソンも、人間の手によって破壊されている。
同じ人間同士が殺しあって今の私たちがいる。
なのに結局、いつの時代も人間同士殺しあう事をやめられない。
人の命を奪ってでも成し遂げたい事があるのか。
そもそも彼らにとっては人ですらなく、ただの生き物なのか。
最後は人として死にたい。などと思う。
だが当時は、そんな思いに浸ることを許してもらえないほどの暑さだった。
ひたすらひたすら、ただただ暑い。
アユタヤ、アンコールワット、そしてミーソン。
ただでさえ遺跡続きなのに暑さまで加わると、ここに来たかったという当初の思いを忘れてしまう。
だけどそれも幸せな事。
生きているだけで幸せなんて、昔は何言ってるんだと思っていたけど、
この年になってようやく理解する。(まだ実感はしていない)
だれかの分まで生きるなんて、そんなおこがましい事は思ってはいないけど、
この年まで生き続けていられる事に感謝する。
昔時代を作るために散ることを余儀なくされた人たちと、きっと神様に。
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