国家の果てアランヤプラテートにいざ行かん

2015/08/23

アジア アランヤプラテート タイ 移動

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カンボジアとの国境にある果ての町、アランヤプラテート

バンコクのフアランポーン駅にむかったのは、まだ日の登らぬ5時前。
初めて見た静かなバンコクを歩いて駅まで向かった。

駅前のセブンでお菓子や飲み物を購入し、駅で一服しながら電車が来るのを待つ。
フアランポーン駅は、なんだか旅の最中にいます的な雰囲気を醸し出しているから好き。

重厚な音を響かせながら列車が到着した。
自分の席を確認し、6時の発車に備える。
到着予定時刻は11時半だが実際は12時過ぎだった。


車窓1
もちろん遅延証明書などない。
アユタヤに行った時も遅れて到着。
こっちではそれが普通。


車窓2
日本の感覚で行くと非常に不便だが、これを不便と思っていそうな人は全くいない。
別に普段遅刻癖があるわけではないが、このようなのんびりとした空気は嫌いじゃない。

アラニンヤプラテート駅を出ると、一斉にトゥクトゥクが集まってくる。
バックパッカーな人達がどんどんトゥクトゥクに乗せられ、カンボジアまで向かっていった。
同じ方向へ歩く人は、私を除き一人もいない。


車窓3
おそらく私だけがここで一泊。
なにも見たいものがあるわけではない。
なにも食べたいものがあるわけでもない。
国境の町ってどんなところなんだろう。
なんとなくそう思っただけだった。


宿の前を横切る道路
宿まで30分くらい歩く。
コンビニも商店もあまり見かけない。


車窓4
宿にチェックイン後、小一時間ぶらついた。
ここは素通りする人が多いのだろう、観光客向けの施設がなにもなかった。


カンボジアの方へ伸びる線路
泊まるところ失敗したらご飯さえ食べるのに苦労しそう。
幸いにも私の泊まった宿の目の前に屋台があったので、そこで食べることが出来た。

女の人が料理を作って、その娘と思われる小学生くらいの人が運んできた。

「どこから来たの?」
「日本だよ、知ってる?」
「知ってるよ。えっと、コンニチハ」
「こんにちはーすごいね日本語喋られるんだ」
「少しだけ」
「俺もタイ語すこし喋られるよ」
「えー」
「コンニチハ、アリガト。上手でしょ?」
「えへへ」

何もない町だったけど、ほっこりした。
国境の町って素敵。この時はまだそう思っていた。


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