マレー鉄道でバターワースからファランポーン(バンコク)へ
憧れになったのはムラカの宿で、マレーシアからどうやってバンコクに行くか調べている時。
なんでもマレー鉄道という長距離寝台列車があるらしい。その情報にわくわくがとまらなかった。
寝台列車も初めてだし、一日近く何かに乗りっぱなしなのも初めて。
ペナン島を出る時も行けなかった場所の後悔なんか微塵もなく、次なる移動手段の事で頭がいっぱいだった。
そんな胸ふくらませて到着したバンコク。
マレー鉄道というか初めての寝台列車とてもよかった!
列車はせわしなく車輪を回転させ線路を走る一方で、私たち乗客の中に流れる時間はとてもゆっくり。
流れる景色を見ても楽しいし、睡魔に身を任せてうたたねしても楽しいし、
音楽を聴いたり、友達とおしゃべりしたり、本当にゆっくりゆっくり時間が流れていた。
これ乗って鉄道好きになった。
中国からモンゴルに入る際も、飛行機のほうが安く早いのにもかかわらずシベリア鉄道を利用したほどだ。
以下はバンコクまでの経過。
出発の90分前くらいには駅で、電車を待っていた。
そして乗った電車がこんな。
結構なオンボロちゃん。
だけど寝台部分はめっちゃ新しめ。
今でも興奮がよみがえる。
昼の車内。
上下のベッドで向かい合わせ。
出入国審査を終え一休憩。
この時初めてお坊さんがタバコ吸ってるの見た。
衝撃を受けたものだ。
私の好きな漫画に峰倉かずやの最遊記がある。
その主人公の一人もお坊さんなのに、タバコはもちろん銃すらぶっ放している。
それを思い出した。
車内食スイカ付。この時はまだタイ米が苦手だったため、ジュースで流し込むように食べた。
一緒に乗っている友人は美味しいと言っていた。
記念撮影。
外にいるから半袖だが、車内はキンキンに冷えている。
その為腰に巻いている、長そでのパーカーとダウンを重ねてきていた。
昼間の椅子がベッドになって、上段のベッドが展開された。
乗務員さんが一つ一つ手作業で行うのだが慣れているのだろう、めっちゃ素早かった。
ジャンケンで負けて上段のベッド。
狭いし窓もついていない。速攻ねた。
夜になっても暗くならないので、苦手な人はアイマスク必須。
ちなみに乗っていた艦のベッド。
少し似てるかなと思った。
艦は日没を境に電気が消え、赤灯がつく。
朝ごはんも車内食。ベッドの上と少し行儀が悪いけども、仕方ない。きっとこれが普通。
このジュースがめちゃ甘かった。
そして着いたバンコクのファランポーン駅。
今までと一気に雰囲気が変わった。
私ら含め旅行者をたくさん見るし、良くも悪くも活気が違う。
良い意味というのは、人が皆にぎやかで楽しそう。
悪い意味というのは、この文化に慣れていないだけだったのだが、それぞれが自分勝手。でもそれが普通。
そして一歩駅舎から出ればゲストハウスやタクシー勧誘の嵐。
何も知らない私らは言われるがまま、ゲストハウスを予約してしまった。
最悪だった。
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